お楽しみはこれからだ ー『最遊記歌劇伝-Darkness-』その2
その後配信を観て次の日もまた観てタイムシフトでも観て、残ったあと一回はもったいなくてまだ観ていない状態での感想続きです。
感想というか、ここが好きあれがいいというだけの取りこぼした分の話。
もう千秋楽から2週間も経ってしまったんだなあ…
舞台化するとだいたい思うことなんですが、最遊記歌劇伝でも衣装のひらみが素晴らしいなーと感動していました。三蔵の袖とか悟空のマントとか、今回はヘイゼルの裾。アクションの多さを考えると役者さんにとってはいいことばかりではないんでしょうけど、素敵なものは素敵なものとして余さず絶賛したい。
前の感想でも書いたけど、今回の歌劇伝は三蔵と悟空の描写がすごく丁寧でいちいち刺さります。EDの背中合わせと並んで、OPで悟空が三蔵を迎えに行くところが最高でした。すごく好き。あと支払い済ませたカードをすぐ三蔵に返す悟空はいい子。
いい子といえば、あの大佐に「ちょっと待って」と言われてうんと頷く悟空も百点満点のいい子だったね…
大佐もいいけど唐橋さんの烏哭はやっぱり圧倒的です。いろんなことに飽きて諦めてしまって、そしてそんな自分自身も嘲り笑ってるような、とにかくくっそめんどくさい人なんだけど、そのくっそめんどくささが唐橋さんの佇まいだけからでもわかる。声の出し方も視線の動きもまったく真実味というか誠実さを感じないし、ときどき、光明を前にしてちらっとめくれるように見える本音もすぐ自身の嘲笑に隠されてしまう、そういう面倒臭さ全部が演技で伝わるのだから本当にすごい。
烏哭と対話する光明はイマジナリーな存在だと理解してるんですが、もうこの世にはいない人としか向き合っていないのは余計に彼の孤独を感じます。孤独というか真っ暗な感じ。底の見えないぽかんと空いた闇。
この烏哭に一方的にぶちのめされる三蔵が見たいよ!そこからぼろぼろで立ち上がる三蔵一行を!お願いします!!(と、アンケートにも書きました)
落ち込む八戒のところに来た悟浄の「傘届けにきた」はburialを受けての台詞かな。バトンを受け取ったという言い方は鮎川さんがよくしてるけど、藤原八戒が鮎川悟浄に届けた傘を、今度は悟浄からさいねい八戒に届けた。そうして確かにバトンが繋がったのだと思いました。素敵な、良い演出だなー!
あとは、クライマックス以降の三蔵がずっと迷子のような顔をしていてそのまま終わってしまうので、心細さが伝染してしまったかのように寂しいです。闇、闇〜〜と歌う三蔵の心もとない感じ…あの三蔵の歌とても良かったんだけど、それを喜んでいる場合ではなくて、表情がとにかく辛かった。
斉天大聖はアクションすげーー!かっこいいーー!というのはもちろんなんだけど、表情がまあ大変でした。大変やばくて大変よろしかったです。瞳孔かっぴらいた笑顔たまんない。タイムシフトで見たとき一時停止してしばらく眺めてしまいました。楽しそうに笑ってるのにすごい怖いの。テンション最高潮なのに体温低そうな笑顔。好き。
ヘイゼルは本質がとても優しい人というのが、倒れた八戒に対しての態度でよくわかる。あと悟浄も優しい。特に三蔵に対して、ああ言ってあげられるのは悟浄の優しさだなあと思いました。だからこそ残った三蔵がますますかわいそうな顔になるんだけど…
早く、早く三蔵迎えに行ってあげて!!なるべく早めに!できたら来年中に!!
Oasisは三蔵不在でどうなるのかなーと考えています。
妖怪の村中心のオアシス編は決まりとして、あとヘイゼルとガトは一足先に二人の過去について触れるのでは。とか。まあ上手いことやってくれるでしょう。
残ったタイムシフトも近いうちに見て、あとは円盤の特典もすごく楽しみ。円盤届いたらOasis編はもうすぐだし…公演終わってもまだずっと楽しい。
日付変わってもう今日のことですが、推しくんのイベントが開催されます!私が参加するのは来週だけど、何を着ようか考えたり、握手会の練習をしたり、準備はすでに始まっています。
スヌーピーのTシャツでこの夏買ったお気に入りがあるのでそれを着ようかなと思ってたのだけど、前のイベントでねずみー着てたことを思い出して候補から外しました。なんか自分の中で面白くなっちゃってだめ…あなたキャラもの大好きってわけでもないでしょ…*1
もっと大人の女性らしくちゃんとした服を着ようと思います。ボタンついてたり。
あとは緊張しないようにしたいけど、イマジナリー推しくんを相手に練習してどれだけの効果があるのだろう。
頑張れーって思っていてください。