すとんと刺さる

ゆるいおたくのよしなしごと

つづく ー『最遊記歌劇伝-Oasis-』その2

ついに、残しておいた配信のタイムシフトも見てしまいました。いよいよ終わってしまったんだなあ…という気持ち。続きがあることは信じてるけど、でもまた何年かはかかってしまうのかな、どうなんだろうな。素晴らしいものを届けてくれたキャスト、スタッフの皆さんにありがとうございましたと感謝するとともに、彼らの西への旅がまだまだ見たいと、大きめに声をあげていきたいです。アニメの最後に「つづく!」と出るみたいな終わりかただったしね!

もちろん劇場で観られるならそのほうがいいに決まってるけど、映像では表情がはっきりと見えるので、その点ではとても好き。セリフのない部分でのお芝居のきめ細やかさに心臓を掴まれる場面も多かったです。なんて顔するの!と思って。たとえば、OP終わってすぐの手をのばす悟空とか…病み上がりに八戒悟浄に諭された悟空が顔を上げてまた立ち上がるときとか…あと最後の「俺が行きたいから行くんだ」のところとか……なんてかおをするの!!それとちょっと話はずれるけど、この前『ピカレスクセブン』も見てしみじみと思ったんだけど、椎名さんの「幼さ」の演技は職人技だなって。今回の悟空は彼の成長ストーリーなのもあってそんな場面は少ないけど、ちょっとした動きとか表情がすごく子どもっぽくて、おぉとなりました。若く見えるというのとは違くて。技術だなあ。

表情でいうと、ヘイゼルがよく変わって可愛かったです。歌劇伝のヘイゼルは似顔絵がかわいく描けそうな気がする…なんかちょっと可愛げがあるというか。原作よりも雑っていうか、神経質っぽさが控えめというか、あんまり繊細じゃなさそう。少女とお兄ちゃんもとっても良かった!アンサンブル中心の歌(キープアウト!というやつ)でのお兄ちゃんの表情がとても好きでした。それ以外でも悟空に帽子をあげるエピソードとかで彼の面倒見の良さが全面的に印象深く描かれてたので、そのぶんわかっている展開が辛かったです。やり切れない。ひなべっこシーンでPに絡まれたとき妹を守るとこや兄妹の靴がおそろいだったのもにこにこしてしまったな…やり切れない……。

あと大好きだったのは、OPでもEDでも、今回はいなかった三蔵の立ち位置がはっきりとわかる場面があったところ。いつも悟空と担当してるパートは別の誰かが替わるんじゃなく、シンプルに三蔵が抜けた形になってたところも。早く!拾いに行って!!

ニコ生での振り返りで、いろいろなお話を聞けて嬉しかったです。いつもだけど、そういうこと教えてくれてありがとうーって思います。公演前のお祓いについてなど、貴重なお話でした。ご本人は最後まで座長(仮)と言ってたけど、立派な座長だったよってたぶんみんな思ってる。でもその(仮)の部分に鈴木さんへの思いが詰まってるんだろうなあ。本当に、なるべく早く西への旅が続くといいね。って、私が観たいからという以上に思いました。