すとんと刺さる

ゆるいおたくのよしなしごと

エース ー劇団鹿殺し「傷だらけのカバディ」

椎名さんが出演してる「傷だらけのカバディ」がすごく面白いよ!すごくだよ!!

ということだけ言いにきました。

ボリウッド舞台と言ったらいいのかな、全体的にインド映画っぽさを感じる舞台です。この「っぽさ」が絶妙で、インド映画についてなんとなくの知識しかなくても「っぽい〜」と思ってしまう加減。そしてボリウッドといえば、唐突にはさまれる歌とダンス。歌って踊るとは聞いてたけど、まさかあんなに歌って踊るとは思っていませんでした。すごい歌って踊ってる!!楽しい〜!!

泣きたくなったらカバディしよう!カバディカバディカバディカバディ…という歌がずっと頭から離れません。

お話はざっくり言うと挫折と再生の物語。シリアスな展開も感傷的になりすぎず、元気でカラッとしてるのは劇団の色なのかな。カバディの試合シーンはわかりやすく見せ場をぎゅっと凝縮してくれています。スポーツ漫画みたい。という言いかたは舞台に対しておかしいかもしれないけど、でも雰囲気は本当にそれ。

そしてエースでありヒーローである椎名さんがとてもかっこよくてとても素敵に輝いてます。ベタ褒めかよと思うことでしょう。ベタ褒めですよ。

笑いあり、ほろりと来る展開もあり、何より舞台上からこれでもかと放出される熱気がすごい。2時間10分の作品だけど体感30分くらい。最初から最後までずっと楽しいという気持ちが続く舞台です。

明日が大千秋楽です。

本当に、すごく、楽しい舞台だよ〜!!