いつだって表 ーDisGOONie 舞台「PSY・S」
先週から続けてドラマシティ。ドラマシティはどの席からも見やすいし、駅から近いし椅子も痛くないので、好きな劇場としてかなり上位に入ります。劇場までの道すがらにあるタピオカ屋、行こうと思いつついつでもすごい並んでる。
DisGOONieに乗船してきました。なんていうか、すごく西田さんだった。そのキャラクター、その役者が一番輝くシチュエーションを見せてくれるお芝居。のすけくんにはそりゃあ「表だ!」と言わせたいよ、わかるよ。*1かっこいい台詞とか動きとかが、ここでしょ!とばかりにぶち込まれるのはちょっと歌舞伎の見得のようだけど、まあ確かにかっこいい。
ただそういうわかりやすさに対して、話は少しわかりにくく感じました。緻密な整合性を求めてるわけじゃないけど、それは…?つまり…?と思う点が多かったです。一回しか観てないからかな。叙述式な要素があったので、明らかになった部分を念頭に置いて観たらもうちょっと理解できたのかも。あと語りの部分での「彼」と「彼女」が、彼女はともかくどの彼を指して言っているのかわかりにくかった気がする。それとこれは苦情ですが、トビーの飛行機をリオンとリサが足蹴にするところ。あの場面ははっきり不愉快で、どんなかっこいいこと言ってもおまえの言葉はもう聞かん!と思ってしまった……なかったら良かったのになー。
照明がすごく綺麗でした。役者の影が本人の姿とは別に舞台上にあるのって舞台ならではの美しさだと思います。あと好きだったのはダンスシーン。華やかだった!
キャラクターは、どの人も魅力的でありかつダメであるという、これもまた西田さんらしい造形なんだけど、ルパンがひたすらかっこいいところばかりで、ずるかったです。あんなのもう、かっこいいしかなくない?赤澤さんの身のこなしが、殺陣でもなんでもない場面でもすごくスマートで、かっこよかったです。足上がる〜〜と思ってました。ともるくん今年は何かと観てるけど、すごくお芝居上手いよね。声もいいし…カテコでのステッキの扱いも慣れた風で素敵でした。
コナン・ドイルが、その人として出てきた意味が特になく、最後まで平面上の人物だったのが少し意外で残念だったかな。
初演は17年前とのこと。そのせいなのか、若さや粗さの見える脚本だったなあというのが素直な感想です。演出や役者たちのこなれ感とのアンバランスさに私はもぞもぞしてしまうけど、逆にそこがいい、刺さった、という人がいても全然疑問には思わない。今の西田さんが描くこのホームズとワトスンの物語が見てみたいです。2人がバディになったあとの話が見たいよ!ルパンも出して!
ところで来年の薄ミュの情報が出ましたね!梅津さん主演ということで、いよいよ新しい薄ミュのスタートという感じ。
そして来月から大阪公演が始まる鹿殺しさんの舞台がものすっごい楽しみです。いろんなところで評判が良いのでものすっっごい楽しみです!
📢舞台『#傷だらけのカバディ』の公開ゲネプロの模様をレポート✨#劇団鹿殺し #菜月チョビ #椎名鯛造 #橘輝 #伊藤今人 #小澤亮太 #オレノグラフィティ #丸尾丸一郎 #近藤茶@shika564https://t.co/fmQsJ5LDIJ
— エンタメステーション (@essite_official) 2019年11月25日
毎日当日券が出てるらしいのでみなさんどしどし行って感想を教えてください私に!本当に楽しみ!!(何度でも言う)
*1:裏じゃなんか違うの、表なの。というすごく感覚的な部分のはなし