己になる物語ー『RE-INCARNATION RE-COLLECT』
刀映画の情報がここに来て一気に発表されていますね。
予告すごいかっこいいー!面白そうーー!!情報全部を追えてはないけど、今のところ目に入った分だけでも、おやおや、となるのはひとつもないのでただただ感謝と感心するばかりです。楽しみが増える一方。
推しくんに関しては「Sparkle」インタビューでの最後の言葉と、日テレプラスの特番での座談会にほんともうそういうところ!と思ってます*1。ひろきくんを本当に大事にしている君が好きだよ。
さて、今までさんざん書いてきた『RE-INCARNATION RE-COLLECT』をついに観劇しました。
すっっっっごーく面白かった!!かっこいいが迸ってたし溢れてた。そりゃあ3時間には全然収まんないなー仕方ないなーー!!
初日は4時間超えかとざわざわしていましたが、休憩込み3時間半(くらい)で落ち着きそうですね。
以下、ふわっとした感想です。核心的なネタバレはしてません。
リンカネシリーズは今作で5作目、シリーズでの時系列としては2番めに当たる物語ですが、共通して言えるのは番手としての座長はいても、その作品のただ一人の主人公というのはいないこと(1作2作めの孔明は主人公らしかったといえばらしかった)。
群像劇です。
たとえば、周瑜が過酷すぎる運命に必死に抗う物語でもあり、蓆売りだった劉備が優れた部下を集めて君主として立つ物語(まだ道半ばだけども)であり、一介の浪人文官荀彧が主君を得て国盗りの謀をめぐらす軍師となる物語でもある。全然メインではないけど、何者でもなかった名もなき青年が関平という名を得てその人生を歩みだす物語だったりもする。
今作で描かれたのは董卓との戦い。張遼の物語が過去作と繋がってやっと形を見せ、馬超の物語が道筋を得たように思います。そして謎の多かった龍生九子たちも、その関係性がうっすら見えてきた。
今までの作品を履修していないと理解は難しいと言われてたけど、観てても処理に時間がかかってます。だけど作品への理解とか、物語の解釈とかは別にして、とにかくかっこよく、面白い舞台でした。
次々と畳み掛けてくる殺陣に目をみはり、喉が割れそうな慟哭に身を震わせて、ここぞと言い放たれる台詞に息を呑む。感情を揺さぶられるってこういうことだなと思います。しょーもない(褒めてる)ギャグに笑ったりね。
董卓がこんな愛おしい人間として描かれたことある?「おつかれちゃん」て言葉にこんなにも胸が高鳴ることなんてある!?私はそんな作品リンカネしか知らない!
心臓を手掴みされ無理矢理にでもドキドキ興奮させられるような、今年の観劇納めとして最高の熱を持った作品でした。
正直、もうちょっとそこ我慢すればもっとコンパクトになったんじゃないの、と思うところは確かにあるのです。でもできないのがにしださんなんだよね……ただボケたがりに対してツッコミ役が明らかに足りてないのでそこは本当に頑張ってほしい。
とにかくかっこいいものを摂取したい、訳わからなくてもいいから興奮したい、という人は配信でもぜひ観てみて欲しいです。そして良かったらまっさらの初見での感想を聞かせて欲しい。
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ビジュアルもこんなにかっこいいよ!廣瀬さんが夏侯惇で北村さんが馬超だよ!!
新キャストのみなさんもすごくかっこいいし見せ場もたっぷりだし、あとおじさま達もひたすらかっこいいです。かっこいいしか言ってないじゃんって思うでしょ、でもそれに尽きるんだよ本当に!まさにかっこいいの飽和状態!*2
公演が終わったら、自分のためにも内容に触れた感想を改めて書くつもりです。
あー面白かった!