すとんと刺さる

ゆるいおたくのよしなしごと

劇団のおしばい

ついにリンカネの新作が発表されました。

12月、東京公演のみ。地方住まいの身には少々厳しい日程ではあるものの、これはクリスマスプレゼント……と自分を励ます呪文を唱えつつ先行予約のための素振りに余念がありません。

ずっと待ってた作品なのですごく、すごーーーく嬉しいです。だって3年振り?

もしかしたらもう出演はないかも、とぼんやり思ってたキャストの出演も決まっていて、本当のオールスターでの新作です。嬉しくないわけない。

許褚もいるし!!!!!そんなの、嬉しくないわけがない。

リンカネシリーズは三國志をベースにしているもののオリジナル要素の強い作品です。キャラクターがとにかく愛おしくて、彼らが既に決まっている歴史をどういう風に辿っていくのか、一度触れてしまったからにはそれを追わずにはいられません。

観なきゃ観ないで良かったのになー!でも観ちゃったしなー!!ていうめんどくさい気持ち。あとね、みんなかっこいいところが好きです。西田さんの演出は正直ノットフォーミーなところもあるんですが、カッコつけ(褒め言葉)に関しては私的にかなりの高得点だな……

来年1月には少年社中さんの新作もあるし、素振りにもますます力がはいるというものです。

 

さて、社中さんです。

もう20日も前のことだけど「機械城奇譚」を観てきました。

以下ネタバレ含みます。

11年振りという劇団員のみでの公演。劇場も小さめのところ(中野ザ・ポケット)で、どの席からも舞台が近い。なんていうか、すごく劇団員のみの公演という感じだった……いつものようにゲストがいないからこそできる話だったのでは、と。

社中さんは「なにがなんでもハッピーエンドにするんだ」みたいな強引さがあるときがあって、私はそれが結構好きなんだけど、このお話は全然違います。

はっきりとバッドエンドだったと思う。物語の仕掛けも、間に入る寸劇?もすごく面白かったし、全体の雰囲気も大好きだったけど、奇跡を起こすんじゃなかったのかよ~~~という悲しさが勝ってすごく良かったと手放しで言う気になれない……

衣装も舞台セットも大好きだけど。大好きなんだけど!悲しいんだよ!!

劇中一箇所だけ、客席との掛け合いがあります。観客が舞台に向けて頑張れ!と声をかける。その後、今度は台詞として頑張れという声がたくさん聞こえてくるシーンがあります。照明を落とした真っ暗な中に響く頑張れの声。そのとき、重なった、と思ってちょっとゾクッとしました。

悲しいけど、すごく良かったと言えずにいるけど、でも忘れられない物語です。

 

このときの物販で「贋作・好色一代男」を購入しました。社中さんもまだ覚えたてなので少しずつDVDを集めてる最中です。とりあえずは推しくんの出ている作品から。

これがすーっごく良くてね!本当にすごく良かった!!大好きです。

ラストの部分なんて毎日観てるくらい好き。

何回でも言います、大好き。

社中さんについてこのまま書こうと思ってたけど、なんだか長く語ってしまいそうなのでそれはまた別記事にします。

ネバーランド」と「好色」と、語ることがいくらでもあるんだ……