すとんと刺さる

ゆるいおたくのよしなしごと

好きなもの

俳優さんは別として、好きな作品はいろいろあります。

たとえば弱虫ペダルシリーズ。舞台刀剣乱舞2.5次元ではないけど少年社中さん。

ペダルに関しては思うことはいろいろ、もう本当にいろいろあるのだけど、でももやもやしながら臨んでも、いざ観ると楽しい、面白い、また観たい!となってしまう。私にとって、そういうパワーのある作品です。

刀ステは個人的に一番思い入れが強いのは虚伝の初演かな。なぜかというと、最初の作品だったから。これに尽きる。舞台上の男士たちはOPからEDまでとにかくかっこいいの連続でした。三日月の存在感や、まんばちゃんのマント捌きや(あの布切れはマントだったんだと納得した瞬間)、あとうちにはまだいなかった不動くんの不安定さ。不動くんの慟哭は何回観ても泣ける。その後に繋がる物語上の仕掛けはともかくとして、シンプルにまとまって見やすかったとも思います。

再演はブラッシュアップされて殺陣の見応えもアップしてたけど、でもやっぱり初演ありきだと思うので。

悲伝を観てからはなおさら、本当になおさら、虚伝初演が光り輝くようではありませんか。ねえ。

社中さんは客演の俳優さんから興味を持ったんですが、今はもう劇団自体のファンです。つい先日も観てきました。劇団員さんが好き!演出も好き!音楽も好き!衣装もかわいい!あとなんていうか、結末に対しての信頼があります。毛利さんへの信頼というか。1月の新作も楽しみだなー!

 

他にも何がなんでも繋がってほしいと思ってるシリーズや、今後続編が制作されるのかもわからないけど発表されたら絶対に観たいオリジナルの舞台もある(ちょうどこれ書いてる間に演出家さんが続編匂わせツイートしてて大歓喜中)。

こちらの世界に足を踏み入れてから日が浅いので知っている作品、追いかけている作品もきっとまだまだ少なくて、良い出会いがたくさんあるといいなあと思ってます

 

 

 

少し愚痴めいたはなし

 

推しくんの出演する朗読劇に行ってきました。

ファンタジーでも時代物でもない、現代社会のごく普通の成人男性を演じる推しくんはとても新鮮だったし、発声の良さに聞き惚れたり改めて彼のお芝居の上手さに感動したり、ちょいちょい素敵なシーンもあったのだけど、お話に注視すると、つまり…どういうことだってばよ、という感じ。あとこれは演者にはまったく関係ないけど運営がぐだぐだの極みだった。

会場ではすすり泣く声も聞こえたから刺さった人には刺さったのだと思う。でも私には違った。今までもそういう作品に出会ったことはあるのに、それがすごく残念で寂しかった。そしてそう思うことに悔しさとか自己嫌悪もありました。

より良い作品に出てほしいと思うのはファン心理として否定はされないものだろうけど、その「より良い」というのが自分にとってのものになってやしないか。それはいつだって彼にとってのものであるべきなのに。なんてことをとぼとぼと歩きながら考えてたわけです。

応援したいという気持ちは本当なのにね。