このたび初めて
3次元の人に嵌まりました。
嵌まるっていうか、落ちた。
元々2次元のおたくなので、その延長から2.5次元舞台を中心にゆるーい趣味として観劇してましたが、出演する俳優さんによって作品を選んだことはありません。演出家さんではあるけど。
件の俳優さんはそんなゆるゆる観劇歴の中でも何度も舞台上にいるところを拝見していて、これまでにも彼の演技に感嘆したり泣かされたりはしていました。
私の観劇デビューの舞台にも出演していたので、その分思い入れというか贔屓目なところはずっとあって(だからやたらと気軽にちゃん付けで呼んでた)、けどあくまでも好きな俳優さんの一人。彼が出演していると嬉しいとは思っても、彼が出てるから観ようとまではならなかった。
これはどの俳優さんに対しても言えることで、つまり観劇に対する私の距離感がそれくらいだったということです。
それがある作品を見たとき、突然彼が好きだと思った。そのとき私は確かに落ちたのです。刺さったのかもしれない。なんにしろ、すとん、と。
とはいえはてブロ界隈で「推し」について書かれている多くの方を前にすると、この俳優さんを「推し」とはっきり言っていいものかどうか悩みます。
だって人生かけてるかというとまだ全然そこまでじゃない。舞台はもちろんみたいけど全通ししたいわけじゃないし、遠征となると内容によっては躊躇ってしまう気がする。
手紙もプレゼントもどうしていいかわからなくてできずにいる。
先日行った舞台でお見送りがあったんですが、どう見送られていいのかわからず口の中で「ありがとうございますむにゃむにゃ」と言いながらへこへこと頭を下げつつ通り過ぎることしかできませんでした。
い、いる!って感じ。でも顔小さくて肌もきれいだったな…かわいかった……
ともかく、好きの対象が実在してることにもまだ慣れてないっていうのに、その程度ではたして「推し」とか言っていいものか?
演目に興味がなくても行ってみたり、SNSやブログを欠かさずチェックしてなんならさかのぼってみたり、有料コンテンツに加入したり、ブロマイド買ってみたり、自分にとっては初めて尽くしなんだけど、でもこれって好きの最上級じゃなくても当たり前にしてる人もいることなんだよね。
自分が自分のために彼を「推し」であると思っているならそれでいいんじゃないの、とも思うんだけど。
ただ、彼がこれからも彼の望むように舞台に立ち続けていられること、そして願わくばより良い作品に恵まれることを願って、そのための一助となれたらなあと思います。
本当にささいな助けではあっても。
これからもそういうゆるいスタンスで俳優さんを応援するブログになりそうです。
この俳優さんのことはふんわりぼんやりとぼかしてるけど、観劇の感想を書いたらすぐわかってしまうと思ってます。なんとなく気恥ずかしいだけだからそれでいっかなって。