すとんと刺さる

ゆるいおたくのよしなしごと

繭期はじめました

この度めでたく、TRUMPシリーズの一通りの勉強を終えました。

一作品見るごとに膝をつき、顔を覆い、頭を抱え、最後に『グランギニョル』を見た今は床に蹲っています(イメージ)。なんかちょっとだけいい風に終わったけど、その後が『TRUMP』なんでしょう…知ってる、私このあとどうなるのか知ってるんだから……

この一連の物語にファンが多いのも、それはそうでしょうね!と思います。だってこんなのもう、追いかけないではいられない。

地獄というにはあまりにも綺麗で、血を吐くような思いやその場で心を全部持っていかれるような感覚はなかったのだけど、ふとしたとき、なんでもないときに、思い出しては悲しくなってしまいます。あの世界に神様がいるのかわからないけど、どうか神様、と思ってしまう。

どうか彼らにも幸せだったときがありますように、これからの彼らに、心から笑って過ごせるときがせめてひとときでもありますように。そんなことをわりと本気で願ってしまうので、私もそこそこにやべー繭期のようです。

少しだけ冷静な話もしよう。前回の記事で舞台『PSYCHO-PASS』は映像的だったと書いたけれど、TRUMPシリーズは舞台の強みを存分に活かしていて、そこがとてもいいなーと思いました。それぞれ独立した別作品としてやっているからこその演出やキャスティングで、そこがミスリードになっていたり、逆に俳優に寄せて観ることで余計に感情を揺さぶられることもある。たとえば『マリーゴールド』での三津谷さんのような。

あと単純に、ひらひらの衣装すごく素敵です。人を選ぶけれども。

少なくとも推しくん向けではないなーと思ったけど、でも待って、前にアレンみたいな真っ白い衣装でアレンみたいなこと言って女の子口説いてた彼を観たことがある。アレンな彼…すごくいいな…!見たいな!!

全然冷静じゃなかったけど、こうやって「私の最強のTRUMP」みたいなのを妄想するすることができるのは、キャラクターがそれぞれ立っているからこそ。古典作品のように、手を替え品を替えていろんな形で見てみたいです。

物語や演出、俳優の演技など、総合していちばん好みだったのは『グランギニョル』でした。まんまとダリちゃんが好きです。というかあんなの好きになっちゃうに決まってるじゃん!!飄々としてるのに傲慢で、口は悪いのに優しくもあって、家名に縛られたくないと言うのに覚悟は背負ってる。そして顔が染谷さん。好きにならない訳なくない?ダリは別にしても、時系列としてほぼ最初にあたるせいか思わせぶりな伏線がなく、物語としてすっきりまとまっていたように思います。いや『TRUMP』に繋がる伏線はもりもりあるんだけど。最後、物語か祈りで終わるところが好きです。まあその祈りも…という感じなんですけども。ほんと、ほんともう…おのれクラウス……というかすえみつ……

グランギニョル』と『TRUMP』に限らず、シリーズ作品を先に見ているかあとから見るか、もしくは見ないかによって、物語の見え方はだいぶ変わります。その流動的なところもすごくいい、というか嫌だ…もうやだーとなる…けど、面白いです。

グランギニョル』の次は『LILIUM』が好きです。拙さやもどかしさはたくさんあるんだけど、女の子のみだからこそあの息苦しさと緊張感が出せたのだろうと思います。あとアイドルにあれをやらせた末満さんやばいなと思うし見事にやり切った彼女たちもすごいし見せられたファンには心からお疲れさまでしたを言いたい。ちょっとずつ違う衣装がすごく可愛いかった。

そして、刀ステは末満さんの手法で描かれた刀剣乱舞なのだなあと改めて思いました。虚伝なんて燃えるし慟哭もあるしある意味TRUMPでは…?刀ステメンバーでのTRUMP妄想も捗るというもの。なんの制限もなかったら何振り折れてたんだろう。ちょっと見てみたい気もします。

 

そういうわけで、繭期はじめましたのでCOCOONのチケット取りました!

最遊記歌劇伝の前に繭期体験してきます。

 

美徳と罪悪 ー『舞台PSYCHO-PASS 』

元号改まりまして早2週間です。

4月のブログ2回しか書いてない!たぶん薄ミュのディレイ配信とLILIUMを繰り返し観ていたせいです。合間にリンカネも観た。今月はもうちょっと書きたいな。

令和初の観劇にも行ってきましたが、その後発表されたいろんな情報で手一杯になって10日も過ぎてしまいました。

もともと文章を書くのが早いわけではないんだけど。それにしたってこうも書き進まないのはなぜか、他の方の感想を読んだり自分でもよく考えてみて、なんとなく理由がわかった気がします。

 

『舞台PSYCHO-PASS Virtue and Vice』

未視聴だったアニメは、これを機会に第1期のみ観ました(2期も1話だけ観た)。

シビュラシステムに司法権まで明け渡してしまったこの国、あまりに不甲斐ないのでは…というのが真っ先に浮かんだ感想。そして上に書いた理由も結局のところこれなんだと気付きました。すごく単純なことだった。シビュラシステム全然好きじゃないしわりとぽんこつではと思うし理解に苦しむし正直まったく納得できない。

でもこの憤りのような脱力のような感覚は制作側の思惑通りなのかもしれません。それに、だから楽しめなかったということは全然なく、そんな世界で生きるキャラクターでも感情移入はめちゃくちゃにしたし素直に面白かったです。

ほとんど同じことを舞台版に対しても言えます。

シビュラすごい嫌。どうなのあれ。わけわかんない。という嫌悪感はありつつ、三係の面々はすごく愛おしい。楽しくはなかったけど面白い作品でした。物語とはまた別のところで興味深くもあった。ただ、やっぱりそもそもの根幹部分に納得していないので、文句ばっかり出てきそうになるのも本当。

以下、ネタバレも含みます。

正しく、PSYCHO-PASSという作品の一外伝、スピンオフでした。常守朱を主人公とした『PSYCHO-PASS』では語られなかった、とある事件の物語。アニメのどこかに「3係が壊滅状態である」という話が出てくるとちらっと聞いたんですが、自分ではまだ確認していません。でもそれならなおさら、メディアを変えただけのシリーズの一作であるという制作側の意向を感じますね。

興味深かったのは主にこの点です。アニメが原作ではあるけど厳密には2.5次元作品ではない、舞台作品として作られたスピンオフというのは今までにあまりなかった試みなのでは(私が知らないだけかも)。これからはこういうスタンスでの増えてくるのかなーとぼんやりと思いました。

アニメシリーズが好きな人にはぜひ観てほしいけど、逆にアニメを観ていない人向けの内容ではなかったですたぶん。少なくとも、ドミネーターの「リーサルエリミネーター(絶対殺すモード)」「ノンリーサルパラライザー(麻酔で勘弁してやるモード)」の違いがわかるのとわからないのとではだいぶ違うんじゃないかな。

演出はすごく映像的というか、映画を舞台で観ているような感じ。

映像的というのは良くも悪くもで、このまま映像作品に移しても面白さは目減りしなそうだけどいつでも舞台の一箇所で物語が進行していて、なんだかもったいないようにも感じました。目が足りない!という風にはあまりならなかったです。いや、むしろこれはいいことなのか?リアルタイムの映像をプロジェクションマッピングに投影したり、映像的だからこそ面白いという演出もありました。こういう使われ方、前にも何かで観たことがあってそのときも面白いと思ったんだけど、その何かがなんだったのか全然思い出せません…なんだったっけ……

さて内容です。難しかったです。

中国語の部屋」とか「哲学的ゾンビ」とか、一度観たきりでは内容を理解しにくいものがありました。哲学的ゾンビは違う作品でも出てきて、そのときに調べたのでたまたま知ってたけど合わせ技で来られるともうだめ。ただ、そういう言葉や井口先輩の樹脂のカフスボタン、相田の見ていたホログラムの海は全部同じことを指していたのかな。意識は機能に付随しない=本物とは、人間とはなにか、という。この世界は真実でさえ、シビュラシステムに書き換えられてしまう。常守さんがひとつの答えを提示してくれたけど、「それが聞きたかった」じゃねーーーよ!!ほんとクソだなー!!!

三係のキャラクター、みんな魅力的で素敵でした。

九泉の印象がなんかブレるなーと違和感があったんですが後半の種明かしで納得。鈴木さんの演技のきめ細やかさはやっぱりすごい。足癖の悪いチンピラ的なアクションかっこよかったです。そして嘉納の絶望がすべてシビュラによるものなのが、私は本当にこのシステムが憎い…憎い…それだけあのシステムに価値観を支配されているということだから、やっぱりおまえの罪はどこまでも深いぞシビュラめ…と思ってしまいます。九泉に向けて伸ばした手が届かなかったとき、あの大きな目が真っ暗になるのを見てしまっておのれシビュラという気持ちを新たにしました。

あのメンバーで2時間ドラマとか作ってくれないかな。これっきりで終わりなのがあまりにも惜しい人たちで…目白さんがせめてそのときまでは穏やかな日々を過ごせていなかったか、それを見たいです。みんなそれぞれ本当に良かったんだけど、特にというか、個人的にMVPを選ぶなら大城です。大切な人を殺すより、その人に殺されることを選んだ彼が、一体なんの潜在犯だったっていうんだろう。

そして全体的に、スーツでのアクションかっこよすぎるのでこういう作品がもっと増えるといいなと思いました!

あと不満がひとつ。パンフレットはちゃんと用意しておいて!!

 

 

貫き通せ ーミュージカル『薄桜鬼志譚』風間千景篇

京都劇場では今まで2階席しか行ったことがなかったのですが、今回初めて1階に入りました。私の知ってる景色と全然違った。すごく見やすかったです。京都劇場くん、なんで2階に上がった途端舞台があんなに遠くなるのだろう…

 

「ミュージカル『薄桜鬼志譚』風間千景篇」

私にとって二度目の薄ミュ。去年の土方篇に続き、今回もまた満足度の高い作品でした。いいもの観たなーという気持ちです。面白かった!

以下、ネタバレを含む感想です。

京都公演の頃にはもうほとんど葉桜になっていましたが、それでも桜の名残を感じられるこの季節に観れたことを嬉しく思います。

繰り返しますが、とても面白かったです。新しい振付やアレンジ、謎の木など、ところどころおいどうした!?と思ってしまう点はあったけれど、全体の満足度に比べればそんな刺激も美味しいというもの。ヤイサでいきなり黄色のライトが点滅したときは「おっ」と身構えましたが結果的に楽しかったので、あれもありなんじゃないかなダンサブルヤイサ。

薄ミュでは断然土方さん派ですが、今回は風間が本当にかっこよくて。

鬼の頭領としての矜持や信念は揺らぐことなく、でも千鶴ちゃんとの出会いから、風間千景個人の情や優しさが見え隠れするようになる。その波が一番大きくなったのが仙台城で千鶴の背を押したときだったと思うんだけど、あれはすごく良いシーンですね…この風間さん、鬼の里では頭領として敬われつつ、古くから家に仕える年配の女中さんなんかにいまだに若様呼びされて、でもそれを叱るでもなく仕方ないやつだと口では言いながら許してるに違いない…

千秋楽は配信を観たんですが、風間さんの表情に千鶴ちゃんに対する心の変化が表れていて、舞台はもちろん生で見るべきだけど映像の良さってこういうところだなあと実感した次第です。舞台で見ただけのときよりもちー様に可愛げを感じたよ。

とはいえ土方さんです。池田屋での口上がかっこよすぎて涙が出ました。台詞の江戸弁というのかな、語尾に小さい「ぃ」が付いてあがったようになる言い回しがより板についてきて…もう本当にかっこいい。歌もまた上手になったなーと感心しました。

そういうかっこよさとは別に、山崎くんの話聞いてた!?と思ったけど。

今回の山崎さん、土方篇のようなアクロバットな動きはないし、そもそも組長たちほど強くないので殺陣も精一杯な感じでやってるけど、その分羅刹になってからの蹴りの高さや動きの速さが格段にあがっていてさすがでした。

演じる俳優さんを通してまた浮かび上がるものがあるのは、演劇の楽しみのひとつですが、土方と山崎との場面は普段の2人の関係性があるからより胸に迫ってくるように思います。というより、私がそう感じてしまう。

山崎が首を斬られる直前、土方さんに向けて微笑んだのがあまりにも悲しくて最高に良かったです。*1

風間篇は新選組に対しある程度俯瞰的であるせいか、彼らが滅ぶまでの過程がより鮮明になってるような気がします。滅びの道を突っ走るさまを見せられてるというか。山崎さんから始まって、1人ずつ確実に減っていってしまう。

酒宴の場面があとあとで効いてくるよね…

そのとき、確かに彼らには夢と希望があった。そして笑い合っていた。ならば、たとえどれだけ悲惨な最期を迎えても、その人生は決して不幸なものではなかったのだと思う。

*2

一人になった土方さんのもとに仲間たちが集まって歌うシーン、土方の「死ぬなーー」を銃声でぶつ切る演出はすごく苦しかったし怖かった*3。でもその乱暴な感じ、放り投げられたような感じは新選組の最後としてふさわしいというか、とてもらしいと感じました。

ちー様かっこいいというのとは別に、どうしても新選組に気持ちを寄せてしまう。

そういえば風間篇だから当然なんだけど、平助とのフラグが折れる瞬間が見えたのがなんかちょっと面白かったです。千鶴と平助はクラスメイトみたいで可愛かったなー。

土方さんと千鶴ちゃんの関係もやっぱり違っていて、土方さんは優しいけどそれはたぶん庇護対象への優しさ、義務感からくるもので。言うなればトリッシュに対するブチャラティ(一部にしかわかりやすくない表現)。酔っているとき過去の話がつい出たのは、千鶴ちゃんに刀や戦とは関係のない日常を感じたからなのかなとも思います。

 

カテコで思う存分いちゃいちゃするカップルが可愛かったです。ダブルカテコで土方さんも仲良く出てくるのも、手繋いでくれない芸するのも微笑ましかった。

そういえば20日は椎名さんが挨拶担当で、素敵なことを仰っていました。

土方さんの台詞がとても好きという話から、 自分たちがやっていることも言ってしまえばまがい物だと。でも本物を届けるつもりで信じて演じているし、それによって泣いたり笑ったりするみなさん(観客)の反応はまがい物なんかじゃないと思う。これからも舞台から本物の感動を届けるという気持ちを貫いて頑張りたい。

というようなお話です。心のいいねボタンは83000回押したよ。

座長に指名されて、ここだよーーと手を振りぴょんぴょん跳ねる32歳かわいい。*4

今回もやっぱり見失いがちだったのでオペラグラスで追うのは早々に諦めました。

 

また桜の季節に見れたらいいな。同じ座組で、次は志譚沖田篇が見たいです!!

 

*1:配信では映ってなかった悲しい

*2:後ろでわちゃわちゃしてるシーン、山崎さんは沖田さんに日によってお酒注がれたり逆に酒瓶奪って一気飲みしたりして、毎回おぼつかない足取りで「うぇっ」としながらはけてた

*3:前の風間篇は歌い終えて直後だったはず

*4:黒いからわかりにくいかと思ってと説明したら小さいからじゃなくて?とツッコまれてた

平成最後の

いよいよ平成の終わりも近付いてきました。

平成最後の観劇予定は薄ミュで、私はそれが楽しみすぎて毎晩「か・ざ・は・な!」と歌う日々を過ごしてますが(またはヤイサ)、それ以外にも予約してた円盤が届いたり、届く予定もあったり、西の地からトーキョーを睨みハンカチ噛んだり、またはチケット申し込んだり予約したり当選したり落選したり、その合間に労働したり、なんだか忙しいです。

年末にさんざん騒いだリンカネのDVDも4月末に届く予定です。今回初めて、公演時にすでに発売が決定していたDVDなので、もしかしたらバクステだって見れてしまうかもしれない…いや、でもどうかな……バクステはともかく、オーディオコメンタリーが入るということでそれも楽しみです。オーコメ大好き。すべての作品に副音声で入ったらいいと思うくらい好き。なので刀映画も(ビジュアルコメンタリーだけど)ものすごく楽しみにしています。

しかし積み円盤が増えてきました。すごーく楽しみにしていて手元に届いたのもすごーく嬉しいのに、すぐに観ないで大事にとっておいてしまうの、あれなんなんだろうね?

 

そんな中ではありますが、推しくんの本を時間をかけてゆっくりじっくり読んでいます。厚さ2.8センチと書いたけど、厚みや重さを減らすために極力薄い紙にしたんだろうなこれ…写真がたくさん載ってる本にありがちな硬い紙じゃなく、ページをめくりやすい柔らかめの紙。

9年間って短いようでやっぱり長い。9年の間には、ぽつりぽつりと私の知ってる出来事もあって、それを挟んでたくさんの知らない出来事がある。そして、当時これ見たなあとか、こんなことあったのかーとか思いながら、今現在の私はその全部を取り零さないように1日ずつ追っている。9年前どころか去年の今時点の私も、平成の終わりにこんなに彼を好きになってるとは考えもしなかったなあ…ありがたいような不思議なような、面白い感覚。なんにせよ楽しく過ごせて良かったね、私!

その時の舞台やその他お仕事について全部書いてあって、改めて、色々やってるなあと思います。2.5作品が後半になるにつれ増えたのは、彼の仕事の傾向というより舞台全般に増えたということなんだろうな。

そして顔は全然変わらない。子どもみたいに笑うなーと、2010年と今と同じ笑顔に心の中で手を合わせています。この笑顔のある世界にありがとうを言おう…

そんな、平成最後の1ヶ月。

 

平成最後の観劇は薄ミュですが、令和最初の観劇はPSYCHO-PASSです。アニメ見ておかなきゃ難しいかな。

 

つれづれなる

舞台上で推しが死ぬ姿を見たことがある人、少なくないと思うんですが、私自身は、推します!と思ってからはまだ見たことがありません。でもそれ以前の舞台では何度か、去年だけでも2回見ました。1回はifストーリー的な設定ではあったけど。

舞台の上での死って、よほどの犬死にでもない限りそのキャラクターの見せ場でもあるし、だいたいの場合カテコで元気に挨拶してくれるので、安心して楽しめてしまいます。彼の痛い演技や死ぬ演技が好きです。というと語弊があるけど、前回にも書いた必死な声、切な声が好きの延長なのだと思う。役者仲間にさえ声でけぇと言われる彼の、振り絞った声(という演技)には特別感がある気がする。でも「天下無敵の忍び道」の勢いのある死も好きだよ…あれは誰より演じる彼が楽しそう。

ともかく、そういう演技をすごく上手いなーと思ってるので去年の2回はいいもの見たくらいの気持ちだったんですが、来月の舞台で推しを推しと認識して初めて彼が死ぬ姿を目の当たりにすることになりそうで、それはちょっとドキドキしています。去年の同じ頃、山崎さんを抱きかかえた土方さんの口が「やまざき」と動いたのをオペラで見てわっと泣いてしまったので、来月もオペラグラスは忘れないようにしよう。

 

こうして来月の舞台を楽しみにしてる反面、刀ステの新キャストが発表されて鬱々とした気持ちにもなっています。

なにあれ。

なにあれ。

もういろんなところでいろんな人が言ってるから言わないけど、でもなにあれ!!

私はもちろん兵庫公演に狙いを定めて毎日毎夜1000回の素振り(概念)を欠かさずすることにしましたが、神さまにも祈ってます。チケット取れますように!!

あと神戸アイアとやらの座席数がオリエンタル劇場時代より増えますように…でも椅子はオリエンタルのそのままでいい…でも増えて…あと座席表示は普通に前からA〜にしてね…

 

椎名さんの本が出ました。

B5変形版厚さ2.8センチ(私調べ)の立派な本です。9年間のブログ記事が全部じゃないけど収録されていて、仲間の俳優さんたちの写真なども一緒に載っています。たくさん。

9年間、彼はたくさんの仕事をしてきて、たくさんの人と出会ってる。私が触れられたのはその中のごく一部だけれど、今現在の彼を作っているのはその積み重ねた年月でもあるのだから、それは決して私の知らない9年間ではないんだなあ。と、思いながら大事にページをめくっています。当然彼の周辺に限ったことですが、時代の変化というか2.5舞台界隈(というか若手俳優、私たちが応援する俳優たちの界隈)の変化も見れるようで、その意味でもすごく面白いです。

買って!!!ね!!!!!(力いっぱいのダイレクトマーケティング

 

リターンオブ ー舞台「K Return Of Kings」

毎年この時期になると鼻水が止まらなくて喉も痛くなります。季節の変わり目に風邪は付きものですよねと自分に言い聞かせて数年。もしかしてこれは花粉症なのでは…?と、ふいに気付きを得たので、とりあえず市販薬を飲んで観劇に臨みました。

舞台「K Return Of Kings

Kステを観るのはシリーズ1作目以来。キャストのほとんどが変わり、また内容もアニメ2期からということで、初めて観るのと同じ気持ちです。

予習のために原作のアニメを初めてきちんと観ました。何がなんだかわからないものはわからないものとして、キャラクターとその人間関係はすごくいいなあと思いました。

 

以下、演出のネタバレなど含む感想です。

 

白い板がすごい。アンサンブルのみなさんが動かすパネルも使ったプロジェクションマッピングがとにかくすごかったです。背景だけじゃなく効果にもなったりして。観劇デビューから長らく西田さん(だいすけのほう)とか西田さん(シャのつくほう)に親しんできたので映像を多用する舞台にはいまいち慣れないんですが、すごく凝っていたのでただただ感心でした。綺麗だった。画面酔いのようなものを感じるときもあったけど、でもそういうアトラクションの中にいるようで楽しかったです。照明の使われ方も印象的でとても良かった。

アンサンブルの方々が本当に大活躍で、この板を動かしたり、セプター4になったり吠舞羅になったりJungleのランカーになったり、8人しかいないのにその倍はいるようなお仕事っぷりでした。

そういう映像での演出部分も含め、ストーリーはアニメをものすごく忠実に立体化してるなあという印象。忠実な分、これだけ見てもわかるという作品ではなかったかも。出てない人の名前もバンバン出てくるし…写真や回想イメージは、個人的には唐突に感じてしまったけど、これはKステファンへのボーナスかなー。

確か1作目もここで!?という終わり方をしてましたが、今回もまた同じように途中で終わってしまいました。尺を考えるとまあそうなるよね。

全体的に、既存のファンへ向けて作られた作品だと感じました。メインキャラのキャス変に伴い、初めて観るひと向けに説明台詞を増やしたりこれまでを振り返る場面を入れる案は当然あったでしょうに、そうしなかったのは、これは前作から繋がってきている作品だよという意思表示なのかも。前作が本当に大変だったことは私でも知っていて、佐々木のヒデくんが元気に刀を振り回してる姿にじんわり来たくらいだから、当時を見守っていた方ならなおさらでしょう。そういう人たちに向けて、帰ってきたよという作品にしたのなら、それはそれでいいのだと思う。

改めて、続けることの難しさについて考えさせられます。続くことと変わることは切り離せないのかな。難しいんだろうな。

でも変わってしまったものを惜しむことと、変わったものを楽しむことは、同時にできることだとも思うのです。

 

初めて見る役者さんも多かったのですが、特にスクナ役とまんくんとアンナ役桑江さんにびっくりでした。とまんくんはごはんちゃんと食べてるのか心配になる細さで、あの華奢さは本当に少年(ローティーン寄り)に見える。すごい。お芝居も小生意気さと可愛げが仲良く同居していてとても良かったです。桑江さんは小さい!かわいい!あの小柄な体型は貴重だわ、と何目線かわからない感想を抱いてしまいました。小柄だけど動ける人なんだろうなあ、他の役でも観てみたいです。

八田ちゃんと伏見は元気良かった。美咲は常に台詞のフォント1.5倍な感じで大好きだし、猿比古も元気よくダレてる(?)っていうか…漫画みたいにポカスカ喧嘩しそうな2人っていうか…

美咲の武器の扱いはさすがでした。重そうなもの(に見える演技をしつつ)を重くなさそうに振り回す(という演技をしてる)の最高。あと私は彼の必死な声が大好きなので、今作でも聞けて嬉しいです。*1

白米党の3人はすごく可愛かったです。ネコがあれだけ際どい服を着てくっついていくのに、全然恋愛を感じない関係なのとても好き。クロシロネコがほぼ横並びの身長なのもまた可愛い。ネコちゃん可愛かったなー。すぐ横を通り過ぎたとき、バニラの香りがしました。それとシロの声がすごくいい。

御芍神は圧倒的だった。とても強くてとても美しい。つくづく替えのきかないとびきりの個性を持つ人だと思いました。 Jungleのバランスもとっても良かったです。

あとは室長スタイルお化けとかデカ子が好きとかいろいろあるけど、やっぱり佐々木さんに帰結してしまうな…千秋楽のカテコで紫の決め台詞を言ってくれて、ものすごく応援してきたわけでもないのに、彼の姿がまた舞台で見られて嬉しいと心から思いました。

そして公演が始まるまでに何度も「大切に演じたい」と言っていた推しくんが、引き継いだ役を最後まで何事もなく演じきってくれて良かった。

 

千秋楽の翌日からはもう次の薄ミュの稽古ですって。忙しい!これもまた繋がれてきた物語です。そしてその次には自分たちで繋いできた最遊記がある。

2.5舞台ならではの、変化と変わらないものを見られる幸運を、楽しみたいです。

 

*1:和泉さんが切なボイスと仰っていて、わかるー!という気持ち

それは私に向けてではない

昨日、はてブロさんからブログ開設して半年だよーという連絡が届きました。やったね!私!

書きたいことがあったときだけ書くというゆるさですが、お付き合いくださってありがとうございます。スター付けていただくたびに跳んで喜んでいます。

お題など募集してみたい気持ちもありますが(以前に流行ったらしい人様の推しについて語るというのに参加してみたかった)、お題でも応援でも感想その他いろいろでも、なにかありましたらマシュマロとかなんでもご利用いただけたら嬉しいです。

 

ブログに舞台の感想など書くようになって、批評と感想、ラブレターと悪口についてときどき考えます。

私は舞台を鑑賞するプロではないし、深い知識があるわけでもないので書いている文章はただの感想にしかなりません。ときどき感情がほとばしり過ぎて夜中に書いた手紙のようになってることがあっても、それ以上でも以下でもない。

興味を持ってくれたら嬉しいなーという、あわよくばな気持ちのときもあるけど、宣伝と言えるほどの冷静さはだいたいないし…

そういう単なる感想ではありますが、「not for me」の精神は常に当然のものとして持っていたい。と、思っています。

私が書けるのは感想で批評ではないので、批判はともするとただの悪口になってしまう。批判と悪口の違いは、公正な視線であるか否かだと思います。運営のされ方とか衣装とか、そういう誰の目にもはっきり見えるものへは批判できても、物語については、少なくとも私には、好きか嫌いか、自分が楽しめたかそうでないかでしか語ることができないと思う。

そして嫌いだった、楽しめなかったとき、私はその作品は自分向けじゃなかったのだと諦められるようでいたい。「私向けじゃない」作品なんてたくさんあって、それは好きな役者がいようと変わらなかったりして、そういうときは本当に、ものすごく残念です。だからって、その作品を怒ったり馬鹿にするのは、それで気が晴れるという人以外にはなんのいい結果ももたらさないと思うのです。私向けじゃない作品だから駄作かというと、そんなわけはもちろんないのだから。まあ、楽しみにしてた作品が合わなかったらすごく悲しくなるけど。それはそうに決まってるけど。

それでも「not for me」と言い聞かせたら、なら仕方ないとちょっと上を向ける気がします。上というか、次に向く。

もちろん、楽しめるのが一番なんだけどね。

 

次の観劇は再来週です。まだ少し先。楽しいといいなあ!

たぶんきっと楽しいと思います。